定期預金を解約するには?

定期預金が満期になったので解約したい場合には、満期日以降に銀行窓口へ定期預金証書または定期預金通帳、銀行印および本人確認書類(運転免許証や各種健康保険証など)を持参すれば解約することができます。満期日が銀行の休業日に重なっている場合には、翌営業日以降に手続きできます。いちいち窓口に行かないといけないの?と思われた方、実は、預入れる際にあらかじめ満期取扱を指定しておくことで、銀行に出向く必要がなくなります。

満期取扱は、おおまかに2つに分けられます。自動解約扱いと自動継続扱いです。自動解約扱いは、満期日に自動的に定期預金を解約し、あらかじめ指定しておいた普通口座などへ元金も利息(利子)も入金するというものです。満期を迎える頃にお金を使う予定がある場合などには、自動解約扱いにしておくとよいでしょう。銀行へ出向く必要もありませんし、手続き書類などをそろえる必要もありません。自動継続扱いについては、さらに元金自動継続、元利自動継続とに分けられます。元金自動継続とは、満期日に計算された利息は普通預金口座など、あらかじめ指定された口座へ自動入金となり、定期預金は当初の預入金額(元金)で自動的に契約更新となる取扱いです。元利自動継続とは、満期日に計算された利息を元金に組み入れ、元金と利息の合計金額を定期預金として契約更新する取扱いです。

自動継続扱いにしておくと、利用者が申し出ない限り、定期預金の契約は自動的に更新されていきますので、当面使う予定のないお金を預ける場合には、自動継続扱いにしておくとよいでしょう。なお、優遇金利などの特典のついた商品を自動継続した場合、自動継続日の時点で特典条件の対象外となってしまうこともあります。また、金利水準は景気状況や金融情勢によって常に変動していくものです。契約更新時には更新時点での金利が適用されますので、変動金利の定期預金ではなくても、更新の度に金利が変わっていく可能性があるということです。自動的に継続される場合も、取引明細などの確認は怠らないようにしましょう。

では、満期日までに解約する場合はどうでしょうか。ほとんどの定期預金では中途解約手続きをとることができますが、その際にいくつか注意する点があります。まず、必要書類についてです。特に本人確認書類については、より確実なものを提示を求められる場合があります。例えば、顔写真付きの証明書(運転免許証やパスポート)を指定されたり、2種類の本人確認書類を用意するよう指示されることもあります。加えて、どういう資金使途のために解約するのか、中途解約条件を理解しているかなどを書面にて確認し、署名捺印をしなければならない銀行もありますので、手続きにやや時間がかかることは覚悟しておきましょう。

また、中途解約時の利息についても注意が必要です。定期預金は預入期間の長短によって適用金利が変わります。そのため、当初予定していた預入期間より早く解約するとなると、約定金利ではなく、ペナルティ金利での利息計算となる場合がほとんどです。ペナルティ金利は普通預金口座と同等程度か、さらに低い金利となることもあります。また、利息計算期間も預入日から解約日までの日割計算となりますので、せっかく高金利の商品で預入れていても、中途解約してしまうとほとんど利息が受け取れなくなってしまいます。定期預金は中途解約したからといって解約手数料を取られたり、元本割れを起こすことはありません。ただし、仕組み定期預金などの一部の金融商品は元本保証のないものもあります。定期預金を選ぶ際は商品概要説明書をしっかりと確認するようにしましょう。